純粋な恋心を、もてあそばれた、楓ちゃん・・・。
黙って天馬の手を引き、凧揚げの集会場を出てゆく・・・。
天馬の目にどんどん涙が、あふれてくる。
楓の目にも一筋のだけの、涙・・・・。
負けるな、楓ちゃん!!
(観客の涙を誘うシーンです。)
●浜名湖畔にも凄い、「ラブストーリー?」があります。
浜名湖は、うなぎや黒鯛・くるま海老をはじめ、たくさんの種類の魚がとれます。
その中に「このしろ」という魚があります。
「このしろ」は生まれたときには、「つなし」と呼ばれ、10月頃遠州灘に出て、翌春戻って来て「よな」と名を変え、また秋に遠州灘に出て、翌春15センチになって戻り「このしろ」と三度名前が変わります。
●それでは、「恋の魚・・・」の始まり、始まり。
昔浜名湖畔に、美人の娘がおり、お城から誘いがありました。
しかし娘に恋人がいたので、父親が嘘をつき断わります。
「娘は昨日、病気で急死しました、明日火葬します。」
使者が火葬に立ち会うまえに、娘を逃がす。
娘の死体を入れるべき棺桶に、浜名湖でとった魚「つなし」の三年子を大量に入れ、焼きます。
この様子を見た使者は、安心して城に帰って行きました。
それ以来「つなし」の三年子を
「子の代、(このしろ)」と呼ぶように、なりました。
恋を助けた魚「このしろ」は、今も大量に浜名湖でとれています。
by:「このしろの酢漬」が好きな、影山です。、