8月15日の終戦記念日が、近づいてきた。
この時期になると、あらためて平和の大事さを感じる。
●この浜松にも忘れてはならない、「負の遺産」がある。
●そのひとつが天竜川の秋葉ダム上流約5キロの東岸にある
「峰之沢鉱山」のことである。(昭和45年閉山)
今は廃墟と化した、鉱山跡と社宅跡があり、
その脇に、「慰霊碑」がひっそりと建っている。
中国から峰之沢鉱山に、強制連行された197人が
栄養失調と過酷な労働を強いられ、2ヶ月余で81人が
死亡したと、碑に書かれている。
81人といえば、小さい小学校の全校生徒にあたる。
それが2ヶ月あまりで死んでしまう恐ろしさ。
まさに戦争とは狂気以外のなにものでもない。
(峰之沢鉱山へのアクセス)
天竜川の秋葉ダムから、上流5キロ、市立北小近くに
架かる瀬尻橋をわたったところ。
以前は鉱山入り口まで国鉄バスが運行されていた。
★ここからさらに北上すること10キロぐらい先に
日本最大級の発電量を誇る佐久間ダムがある。
ダムの沿道を飾る花や紅葉は、見ごたえ十分です。
by:影山。